鳥さんを飼育するにあたって気を付けてほしいこと(7)
- Iriyama Satoruko
- 2021年8月25日
- 読了時間: 2分
飼い鳥を守るために必要なこととして毒物系のお話をしています。
食べ物の毒、テフロン・フッ素ガスや香水・アロマなどの毒性、
敏感で繊細な鳥たちにとって 人の中では少量であっても危険があります。
大切な子たちを守るために気を付けましょう。

食物以外にも鳥さんに危険なものはあります。
鉛や銅など金属中毒も危険であり、重篤な場合命にかかわります。
鉛、といっても釣りなどの錘や、工具としてのハンダなどしか思いつかない方も
多いかもしれませんが 鳥さんの体内に入ると非常に危険です。
身近なものではカーテンウェイト(カーテンの底に入れられた錘)
おもちゃの類(起き上がりこぶしなど)にも使用されている場合があります。
最近はペットなどへの危険性を配慮してセラミックなどの錘を代用している場合があり
可能ならそういう商品を利用しましょう。
メッキとして使用される亜鉛にも同じような毒素があります。
今は使用されていることが少ないようですが過去には鳥用のケージでも
亜鉛メッキされたものがありました。
メッキが剥がれたりかじったりして口に入ると危険です。
ちなみに5円硬貨500円硬貨も亜鉛メッキが施されていますのでおもちゃなどに使用しないでください。
銅は電線コードに使用されています。
カバーが破損したりしてコードがむき出しになっていたり、お子様の工作などで
銅線を使用されたりした場合、かじったりしないよう注意してください。
10円硬貨も銅でできています。
他 油絵具、ペンキなどにも毒性があります。
鳥の味覚では甘く感じるようなので舐めないように注意してください。
鳥は 食物を消化するために砂粒などを飲み込み消化のために使用します(グリッド)
このため小石や砂などを飲み込む性質があるのでそれが金属片であっても飲み込んで
しまいます。
また 光るものに興味を持つものも多く、きらきらする金属やガラス片なども危険です。
特に大型の種などは ネジなどの小さな工具を飲み込んでしまうことがあります。
金属中毒を起こすと、元気消失、握力定価、前かがみになる動作、緑便などが
見られます。
塗料系として リフォームなどで外壁塗装等される場合も有機溶剤に注意してください。
シンナー系のものにも要注意です。
マンションなどで 補修工事などの場合 鳥さんをどこかに預けるか、どうしても
難しい場合は 目張りしたふろ場などで一時避難をして完全換気してから
部屋に戻すなどの必要があります。
いずれにせよ安全が確保されるまでは 放鳥しないほうがよいでしょう。
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