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執筆者の写真Iriyama Satoruko

3月3日は「世界野生動物の日」です。 ー2-


3月3日は「世界野生動物の日」です。


今 野生動物たちは 絶滅の危機に瀕しています。

15世紀以降 人間は様々な理由で動物たちを追い込んできました。


今回の絶滅のシナリオは 人間という生き物によって作成された、といっても過言では

ありません。

もちろん、すべてが人間のせいなのではありませんが 人間の行為や 積み荷の

持ち込みの際に紛れ込んだ動物など、もしも人間が登場しなければ消えなかったかも

しれない生き物も多数いるのです。


多くの動物たちがその特徴的な角や美しい毛並み、羽毛のために殺戮されていきました。

動物たちの特有の姿などは 人間のために作られたものではありません。

全てその動物たちがそれぞれの進化の中で生き抜くため、より仲間より優位にあるために

勝ち得てきた姿なのです。


衣料品に使用される毛皮や羽根飾り、楽器、装飾品、服飾品、日用品などに

使用される角や牙、また 漢方薬などに使用される動物の内臓やその分泌物、

多くの動物の犠牲の上に作成されたものが多数あります。

今は様々な法規制などにより かなり削減されているとはいえそれでもなお。未だ多くの

動物たちが水面下で 取引されているのが現状です。


鳥類もたくさん絶滅してきました。


果実泥棒と罪を着せられて(カロライナインコ他)

食料として(オガサワラカラスバト・アラビアダチョウ他)

家畜を襲うと誤認されて(グアダルーペカラカラ他)

ペットとしての飼育目的で(ゴクラクインコ他)

一番多かったのが 装飾品としてで

(ハワイミツスイ類、バライロガモ、ホオダレムクドリ、マダガスカルカッコウ他)

多くの鳥類が姿を消しました。


鳥たちは群れで移動することが多いのですが えかぞれないほどの鳥の姿を見て

いくら殺しても問題ないない、とゲームの標的として殺戮されたリョコウバトのような

例もあります。


これまでに失われてきた多くの生物。

残念ながら彼らに再び出会うことはかないません。

でも 今生きている動物たち、彼らがこれからも生き続ける世界を維持していくことは

できることなのです。

過去は変えられません。でも未来ならいくらでも書き換えることができるはずです。


動物たちが元気に幸せに暮らせるように、動物たちの生きる環境が変わらず続くように

私たち人間には、守っていく責任があるのではないでしょうか?


環境省「ワシントン条約と種の保存法」ウェブサイト




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