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執筆者の写真Iriyama Satoruko

鳥さんを飼育するにあたって気を付けてほしいこと(6)


飼い鳥はかわいいですよね。

なつくと飼い主さんについてどこへでも行こうとします。

それはそれでかわいいのですが 人の暮らす空間は鳥たちにとって安全だとは

言い切れない面があります。


人の扱うものについては 食物や植物以外にも危険なものが多くあります。

特に危険を伴う呼吸器に影響する有毒ガスの発生は

即命にかかわりますので気を付けてください。


有名なのはテフロン加工のフライパンの活用。

テフロン加工品は(フライパンに限らず、鍋、ホットプレートなども同様)

高温に加熱した場合 リテトラフルオロチエンという一種の毒ガスを発生します。

人間は多少吸い込んでも問題ありませんが 鳥さんは少量でも命にかかわります。

テフロン加工鍋を空焚きしたり、傷がついては損のあるものを加熱した場合

ガスが発生して危険です。

同じように オーブンレンジなども、特に新品使用時に ガスの発生するものも

あるようなので注意してください。

使用時には必ず換気する、鳥さんを別室に連れて行くなどしてください。


台所使用ではありませんが アイロンなどでも ガス性のものが出る商品もあるようで

注意が必要です。


電化製品を使用する場合 取扱説明書などに 初期使用時、においが出る等の

記載のあるものは要注意と考えてください。


一般的ににおいの強いものは 鳥さんにとって危険と認識したほうがよいでしょう。

香水、芳香剤、消毒薬、など。

殺虫剤など、ペットに安全と記載のある商品もありますが 鳥さんには無理だと

認識してほしいと思います。


アロマなどの香料の使用も不可です。

実際 アロマディフューザーを使用して亡くなった例もありますし、

ペットショップなどで香水のにおいの強い顧客の来店で鳥さんが体調を崩した

例もあるようです。

香料の類はたとえ自然由来などのものでも危険です。


同じ理由で香水やお化粧をした状態で鳥さんと遊ぶのはお勧めしません。

香料の問題もですが化粧品そのものに鳥に対する毒性がある場合があるので

ご注意ください。

小鳥たちと遊ぶ場合は 極力すっぴんでお願いしたいと思います。


鳥たちは非常に敏感な生き物です。

小さな油断やうっかりで大変なことにならないよう気を付けてください。


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