前回 鳥さんにとって危険なものとして 植物系のお話をさせていただきました。
特に人が食物として使用する植物系につきましては 気を付けて取り扱って
いただきたいと思います。
飼い鳥として飼育された鳥さんの多くは親鳥を知らない鳥さんも多くいます。
中には卵から孵卵器で誕生した子もいたりして そういう子にとっては
人間=家族、親、手本 なのです。
当然 親の活動はよく見て観察しますし、真似もしようとします。
人がおいしそうに食べるもの=おいしいもの、食べられるもの、という認識が強いのです。
しかし 人間の食べ物を鳥さんに与える、ということはしないでください。
・食べてはいけない(食べられない)食物が含まれている
・味付けがしてある(調味料に危険物もあり、また塩分などが強い)
・人と鳥とでは必要とする栄養素が違う
・味を覚えてしまい、本来の餌を食べなくなる場合がある
基本的に人間用に加工された食品は与えないでください。
・チョコレート ・コーヒー ・酒類
また パンやビスケットのようなものは 湿気を帯びてカビがはえたりして
鳥さんを病気にすることがあります。
カビは 目視では見えなくても(わずかに見える程度でも)すでに
菌糸が中まで生えていることがあるので危険です。
炊いたご飯、餅などは粘着性があり、乾くと固まるのでくちばしに
張り付いてしまうこともあり、注意が必要です。
飲み込んでもそのうに張り付いて取れなくなって病気になることもあります。
(餅など、もぐもぐと食べているように見えて実はくちばしについて
困っている場合があります。気を付けましょう)
また 台所で遊ばせるのも危険です。
食べてはいけないもの、小さなかけらが落ちていて食べてしまう可能性があります。
小さなかけらでも小さな鳥さんにとっては大きな負担になります。
なお、台所などには食品以外の危険もあります。
次回紹介させていただきます。
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