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執筆者の写真Iriyama Satoruko

鳥さんを飼育するにあたって気を付けてほしいこと(10)

鳥が敏感なことは 昔から知られていたことです。

環境変化にも敏感で それが原因で病気になったり命にかかわることもあります。


多くの人がご存じだと思いますが 炭鉱などでカナリアなどが構内に持ち込まれて

いました。

構内で有毒なガスなどが発生した際に人に危険を知らせるためです。

始まりはヨーロッパのようですが 日本でも行われてきました。

記憶に新しいのは 平成におこった、オウム真理教によるサリン事件。

この時、教団事務所に向かう警察官は 鳥の入った鳥かごを持参していました。

見えない危険から人の命を守るため、という理由ですが、

果たして生き物であるカナリアを危険探知機として利用する、という行為は

正しいのでしょうか?

少なくとも 鳥の命が人の命より軽くみられることが正しいとは思えません。



命は それが人であってもほかの動物であっても それぞれかけがえのない

大切なものだと思います。

だから たとえそれが人の命を守るためであっても 犠牲にしていい理由はないし

してはいけないと思います。


昨今 動物愛護法が改正され、動物の虐待行為などについても規制ができました。

「動物虐待とは、動物を不必要に苦しめる行為のことをいい、正当な理由なく動物を

殺したり傷つけたりする積極的な行為だけでなく、必要な世話を怠ったりケガや病気の

治療をせずに放置したり、充分な餌や水を与えないなど、いわゆるネグレクトと

呼ばれる行為も含まれます。」


なんとなくカナリアの持ち込み行為もこれに該当するように感じます。


どんな子も幸せに暮らす権利があります。

どんな鳥さんも、飼い主さんと幸せに暮らしてほしいと願います。



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