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執筆者の写真Iriyama Satoruko

阪神大震災に想う・災害非難





昨日 1月17日は 阪神地区に住む人にとっては忘れてはならない日です。

27年前のこの日、淡路島を震源とする大地震が阪神地区を襲いました。

多くの建物が崩壊、火災も発生したくさんの人が被災者となりました。

家族を失った人、家を失った人、職場を失った人、被災レベルは様々ですが 多くの人が

苦しみつらく悲しい思いをしました。


自分も被災者ではありますが地所的に比較的軽度の被災で済みました。

それでも 家中の家財は倒壊し、棚の荷物に埋もれた状況でした。

上下左右の激しい揺れで TV(当時ブラウン管TV)が落ちてきましたがたまたま

寝床とTVの間に空のバードケージがあってこれがクッションとなり直撃を免れました。

我が家の鳥たちは、というとその数日前からたまたま休ませるときはケージから

キャリーケース(マス箱)に移して休ませており、おかげですべての子の命が

救われました。

(後で確認しましたが、置いていたケージの上にはたくさんの落下物があり

もし、ケージにおいていたら無事にはすまなかったかもしれません)

うちでは小型犬も飼育していましたが彼らもうまく家具の隙間などに

逃げ込んでいて無事でした。


阪神大震災の後も東日本大震災をはじめ 地震、台風、水害など 多くの自然災害が

起こりそのたび多くの被災者がつらい思いをしてきました。


ただ、その陰で忘れてはならないこととして ペットたちの被災の実態があります。

人間が被災するということはペットである動物たちも同時に被災することになります。

特に家屋の倒壊や火災などで住処を失われた場合など ペットを含めての

避難活動の必要性が出てきます。


阪神大震災を機に多くの民間団体により被災した飼養者、動物に対する救援活動が

始まりました。

平成8年には 動物愛護4団体

・公益社団法人日本愛玩動物協会

・公益社団法人日本動物福祉協会

・財団法人日本動物福祉協会

・社団法人日本動物保護管理協会(のちに社団法人日本獣医師会に合併)

と社団法人日本日本獣医師会により、

「緊急災害時動物救援本部(のちのペット災害対策推進協会)

が設立されました。

その結果 現在では避難所への動物の持ち込みや被災動物の保護などの

活動が増えてきています。

しかしながら 避難所の現状はまだまだな面が多く ペットの避難は認めるものの

駐車場などの野外管理であったり、種類によっては持ち込みが許されないなどの

問題も指摘されています。

結果被災があっても避難勧告があったとしてもペットの避難ができないために

自宅介護を余儀なくされる事実もあります。


犬・猫もですが 鳥や小動物においては野外放置避難は適していないどころか

その行為そのものが命にかかわることもあります。

災害は季節、時間も関係なく起こりえることであり、この国に住む誰もが

被災する可能性が高いのです。


万が一の被災に備え、自宅待機の準備も必要ですが それとともに

災害時の避難や避難時の対応、場合によっては一時避難の事も考えておく必要が

あります。


今後の災害時の避難や動物愛護については飼い主のみならず 自治体などとの

協力体制なども必要がでてくるのかもしれません。








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