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執筆者の写真Iriyama Satoruko

季節の変わり目 温度管理など(8)

更新日:2022年1月9日


10月に 30℃越えの真夏日が続くことはなかったそうです。

(過去には1日2日程度だったようです)


それでも冬は来ますから冬の温度管理について考えます。


飼い鳥は比較的暖かい気候の地域に生息していた種が多いこと、また体の小さいことなど

寒さには弱い生き物です。

したがって 冬場の温度管理 保温管理は大切なものになります。


前にも触れましたが 鳥さんの温度管理について大切なのは 空間を温めると

いうことです。

鳥さんがいる場所、活動する空間をすべてを、ということで 家中を温めると

いうわけにもいきませんから 普段鳥さんがいる部屋、寝かすところなどを

中心に温めていきましょう。


ケージに全体を覆えるようなラックなどを使用して その上からビニールカバー等で

覆うと空間が安定して温められます。

保温器具としてはひよこ電球や ペットヒーターなどがよいですが ケージの中に直接

取り付けるのではなく ケージの外に設置するほうがお勧めです。

ケージの中に直接設置するとヒーターの上に乗ってやけどになったりする事故もあるので

注意しましょう。

また 鳥さんは結構いたずら好きです。

ヒーターなどのコードは 鳥さんが届かないように設置しましょう。

コードをかじってしまったりすると 感電などの事故もありますし、漏電火災に

つながることもあります。

また ヒーターがビニールコードに接触してビニールが溶けるなどの事故もあります。

ビニールが溶ける場合に発生する気体は鳥さんに有毒になりますのでヒーターとケージ

ビニールなどの間には十分な空間を用意しましょう。


温度管理にはサーモスタットの使用がお勧めです。

ただ、機械に頼るのではなく必ず鳥たちの様子を確認しながら管理してください。


ケージの温度だけではなく室温も暖かく管理してください。

室温をあげるアイテムとして一番よく使用されるのがエアコンです。

温度設定を 27~28℃程度にするとよいのですが 温められた空気は上昇しますので

サーキュレーターや扇風機を使って室温が一定化するようにしたほうがベストです。

特にその部屋で放鳥されている場合などは 場所によって温度差がないように

してあげるためにはよいのですが エアコン、サーキュレーター、扇風機などの

風が直接鳥さんにあたらないよう注意してください。


また室内の空気を汚さない工夫、定期的な換気も必要ですが 換気の際も

外の冷気が鳥さんにあたらないように気を付けましょう。


室内の空気を汚しにくく 即暖のできるアイテムとしてオイルヒーターなども

お勧めです。

ケージの周りの温度管理だけではなく 室温を温めることで 室内の平均温度

24℃前後 湿度50%程度、ケージ内保温 27℃前後が 適温と言われています。


いずれの場合も鳥さんの種類、状態などにより変わってきます。







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