鳥類のみが保有する「気のう」は、はるか昔生息していた一部の恐竜もすでに保有
していたそうです。
現在 恐竜に一番近い生き残りといわれるワニにも「気のう」ににた器官があり、
吸い込んだ空気をそこに吸い込んで体内に酸素を残す仕組みがあるそうです。
この器官があることでワニは長時間水中ですごしたりできるそうです。
脱線しましたので 鳥さんの温度管理の話に戻りますが 鳥の体の仕組みを知れば
なるほど、空気を温めるのが大事なのだとわかってきます。
暖かい空気を吸い込み、気のうにためることで体温をあげ、羽毛を膨らませて
空気の層を作って体温を温める。
暑い時には 気のうの中の湿気を利用して食う気温を下げ、羽毛を広げて
体温を下げる。
もちろん、それぞれの種類や生息地、個体によっても違いますので それぞれ
違いますから 鳥さんの様子、しぐさをよく観察して対応することが必要です。
日本には四季があり その季節ごとに気温や日差し天候なども違います。
(今は温暖化の影響とも言われ多少気候にも変動があるようです)
季節それぞれに応じた 環境管理が必要になります。
春や秋は 人にとっては比較的過ごしやすい季節ですが 朝晩の温度差があったり
しますので鳥さんにとっては体調管理が大切な時期です。
最近の夏は 30℃を超える気温になることもありますから 熱中症などに
要注意です。
また直射日光の当たる場所、日陰のない窓辺やベランダに 鳥さんを放置することは
危険なので気を付けてください。
冬場は 暖房を準備して室温が一定になるように気を付けましょう。
ケージに暖房器具を設置したり 夜間は ビニールテントなどを利用して
鳥さんが生活する環境の空気を温める工夫が必要です。
ただし 幼鳥であったり老鳥、病気のある子、また 産卵期の雌などは
温度管理が違ってきます。
年齢による違いもありますので注意しましょう。
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