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執筆者の写真Iriyama Satoruko

季節の変わり目 温度管理など(1)

更新日:2021年9月21日


そろそろ夏が終わり秋めいてきました。

ちょうど季節の変わり目となり、気温などもしばらくは不安定な日が続きます。

そこで今回は 鳥さんのための温度管理などについて考えてみたいと思います。


もちろん、季節ごとにいろいろな対応があります。

そして 鳥さんは種類が多いのでその鳥さんごとに適正な温度、湿度も違います。

ですから 基本的には それぞれの鳥さんに応じての対応が必要です。


もともとの生息地の環境、また草原や山間部など生息空間によっても違うので

対応は難しいですが基本的にはその子、その子に合わせた対応がよいようです。


基本情報として、鳥さんの保温については 鳥さんの体を温めるのではなく

鳥さんのいる空間を温めることが必要です。

ですから 鳥さんが言うケージにヒーターを取り付けてもケージそのものが

広い部屋にそのまま置かれている状況では保温効果はありません。

保温したケージを囲うなどして 鳥さんのケージ全体が暖かくなる、などの

必要性があります。

たとえば セキセイインコなど小型のインコの場合 25~27度程度が適温ですが

病気であったり体調のすぐれない場合は もっと温める必要があったりします。


逆になお、などは 高温になって熱中症というのは 鳥さんにも起こります。

例えば 日光浴のつもりでベランダに出しっぱなしにする、

窓辺の直射日光の当たる場所に置く、お出かけの際 車などに置いたまま

なども非常に危険です。

鳥さんは 高温になってもケージから逃げることはできません。

真夏の日光浴などには要注意です。



一般的に暑い時の鳥さんは 翼を広げ開口呼吸するなどの様子を見せます。

鳥さんは人のように汗をかくなどできません。

こういう様子があったら エアコンなどの使用で温度を下げるようにしてください。

なお、扇風機やエアコンの風が直接当たるようには絶対にしないこと。

冷たい風を直接受けると体調を崩します。



逆に寒い時、羽を膨らませてじっとしています。

羽毛を逆立てることで体温の保持に努めています。

ペットヒーターなどを使用して保温管理してくだい。

ケージ全体をビニールカバーなどで囲うのも有効です。

ただし必ず空気が流通するようにすること、また保温器具によるやけどや

火災などが起こらないよう注意してください。


気温が適性の時は 1枚目の写真のように 羽毛は体にくっついていてシュッと

しています。

鳥さんの適正温度は個体によっても違いますし 病気などの状態によっても

変わってきます。

普段の鳥さんの様子、状態などを確認してください。


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