いよいよ夏到来ですね。同時に毎日熱中症アラームが鳴り続けています。
昼は 40℃を超えるところもあるようで 夜間でも25℃くらいまでしか下がらない、
ということです。
学校で生徒さんが搬送されたりしていますし 関東では毎日100人以上の人が病院に
搬送されたと報道がありました。
注意報が流れ 体調管理・温度管理などを勧めている一方で電力の過剰使用を抑える
ように、などといわれています。
適切??な温度設定にしたらポイントを付けるとか、様々なことが計画されている
ようですが、それって大丈夫なのかな??。
おかげで様々な涼感グッズが販売されていますし、色々売れてるようです。
人間さんはそれでよいかもしれませんが・・・・。
動物たちも熱中症になります。
犬などは人のように皮膚からの発汗ができませんので すぐに症状が進んでしまいます。
動物たち(とくにペットとして飼育されているもの)は 限られた空間で飼育されて
いる場合が多く、そこから自由に動くことはできません。
ですから 飼い主である人間が彼らが安全に過ごせるように管理してやる必要があります。
特に危険なのは 車内などの狭い空間。
炎天下の車内はあっという間に温度が上がります。
(ニュースでは炎天下に放置すると15分で50度くらいまであがるそうです)
少しの間だから、などの軽い気持ちで動物を放置しないよう注意してください。
車内のエアコンが止まってしまうこともあるそうなのでくれぐれも人のいない時に
動物を放置して離れないでください。
(先日 USAでも熊が車内で熱中症で死亡した例がありました。
野生の熊の車上荒らし時の完全な事故ですが)
家でもケージの置き場所などに注意してください。
鳥さんには日光浴が必要、とは言いますが夏場の直射日光は逆に危険です。
窓越しであっても強い日差しや急な温度の上昇で鳥たちも熱中症になってしまいます。
鳥たちの様子をよく確認し,翼を広げたり、開口呼吸などがあると暑いという
サインを見逃さないようにしましょう。
なお ケージから逃げることのできない鳥さんに 直接冷房の冷たい空気、扇風機などの
風が当たり続けたりすると 呼吸器を痛める可能性もありますので気を付けてください。
簡易的な方法としては 冷やしたペットボトルをケージの上に置いたり 霧吹きなどの
ミストでも一時的な効果があります。
特に 家人のいない時に 窓辺やベランダに放置したり 窓辺におくのは危険です。
密閉した室内は 急に温度が上がる場合もありますので外気温が高い時期は
たとえ鳥たちだけの留守番であっても エアコンなどで適正な温度管理が必要です。
また、外気温の影響もあります。
天気予報、温度の予報や湿度などにもよく注意してください。
どうしても 鳥さんだけ(犬や猫などでも)でお留守番をさせる場合、外気温に注意して
室温を適正に設定してください。
新鮮な水を飲めるように設置して 直射日光が当たらない日陰においてあげましょう。
冬の暖房時でもそうですが 一律に同じ状態ではなく 寒ければ少し暖まるとか
ケージの中で移動できるようにしてあげてください。
もう一つ気を付けていただきたいのはエアコンや扇風機などの使用について。
暑いと思われる場合でも直接風があたらないようにしましょう。
その他の注意点として 放鳥される場合、エアコンや扇風機に鳥さんが巻き込まれる事故が
あります。
特にエアコンは、見た目に空気の流れが感じられないので気にされない方もいますが
鳥さんが近づいて吸い込まれる事故があります。
扇風機も同じで巻き込まれることがあります。
必ず命にかかわるので 予防処置をお願いします。
例えば 網などをかぶせる、エアコン用のフィルターを設置するなどだけでも効果は
あります。
当店でも基本放鳥はしていませんが エアコンフィルター設置の上に ネコよけシート
などを設置してます。
冷房管理については、どのくらいの室温がその子に適正なのかは一律でありません。
動物種によって、原産地などによっても違いますし、同じ種でも年齢や体調によっても
変わってきます。
同じに飼っている子でも その子その子によってかわりますので 必ず観察してください。
小さな動物にとって 温度変化はかなり命にかかわる事もあります。
普段が大丈夫だったから 前は問題なかったからではなくて その時その時でよく見て
あげてください。
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