鳥さんをお迎えするとき、皆さんはまず何を考えますか?
どんな子がいいか、種類や性別。色や模様。
例えば 今いる子のお友達やお嫁さん、お婿さんなど、いろいろな理由があると思います。
また、お迎えする場所もどこからお迎えするか、いろいろ悩むことがあります。
たいていはペットショップでお迎えされるというのが一番多いようです。
しかし ペットショップからのお迎えに不安を持つ方もたくさんいます。
一番の理由は 感染症の問題です。
鳥は 非常に感染症に罹患しやすい生き物です。
実際 新しい子を購入後 様子がおかしい、急に亡くなってしまったという話も
よく伺います。
最近は、購入後すぐ動物病院で健康診断をする、という方も増えてきましたが
検診後 感染症が発覚する例が後を絶たないそうです。
以前 受講していた愛鳥セミナーでも 実に7割の鳥さんが 感染症にかかっていたという
報告があったそうです。
(セミナー参加者の7割ですので実際の数はもっと多いかもしれません)
PBFD、BFD,クラジミア症、ボロナウィルスなどのウィルス性疾患。
マクロラブダス(メガバクテリア症)アスペルギルスなどの真菌症。
マイコプラズマ、クラジミア(オウム病)のような最近疾患。
他にもトリコモナス、コクシジウムのような寄生虫疾患。
ぱっと見た目だけでは、感染の有無はわかりにくいこともあり、多くのショップでは
見た目元気であれば そのまま販売しているのが普通のようです。
感染症疾患の鳥さんを購入した場合、その鳥さん自身の治療、看病も大変ですが
他に飼い鳥がいた場合、その子たちに対する隔離、また不幸にして他の子への
感染が判明した場合なども大変なことになってしまいます。
小さな鳥たちは ペットショップでは非常に安価に販売されています。
しかし、病気になっていたら その治療、看病など多大な時間と費用が必要にも
なりますし、なんとか完治しても後遺症が残る場合もあるといいます。
「感染症にかかっていない健康な子を販売したい」
という声が少しづつですが一部のブリーダーさんの中で起こってきています。
ペットショップからのお迎えではなく 繁殖しているブリーダーさんから直接の
お迎えができたら、そしてそこから健康な子を提供できたら、という取り組みを
いくつかのブリーダーさん(大手ではなく個人的なブリーダーさん)から
始まりつつあります。
兵庫県豊岡市のブリーダー 「プレシャスバード」さんも
「健康な鳥さんをお届けしたい」という気持ちで活動されています。
主な鳥種は オカメインコ・ウロコインコですが 他にもシロハラインコや
モモイロインコなども飼育されており 将来的なブリーディングを目指されています。
PBFD、クラジミア等の遺伝子検査後の親鳥からの繁殖雛を 期間を置いて2回の
鳥専門医による健康診断(メガバクテリア症検査)終了後の譲渡で 販売されています。
検査済みの鳥さんは ペットショップでの販売価格よりも高価になってしまいますが
健康な子、安心できる子を購入できるのは大切なことだと思います。
「プレシャスバード」さんには 他の鳥類(セキセイインコ・文鳥など)に関する
問い合わせも多いそうで この度、うちで個人的にブリードしている
セキセイインコ、ジャンボセキセイインコのヒナたちをお願いすることにいたしました。
「プレシャスバード」は 鳥たちを大切にされている素晴らしいブリーダーさんです。
少し遠いですが 施設見学にも随時対応されていますので興味のある方は
是非伺ってみてください。
現在、オカメインコ、セキセイインコのヒナちゃんたちが 新しい家族を
お待ちしています。
最新情報はブログをご覧くださいね。
検査済みの鳥さんを扱うブリーダーさんは 他にもいくつかあるそうです。
それぞれ ヒナ自身の遺伝子検査までされていらっしゃるところもあると伺っています。
そのブリーダーさんにより やり方は様々ですが ヒナの健康診断を済ませたうえでの
販売になりますので 安心してお迎えすることができます。
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