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執筆者の写真Iriyama Satoruko

ペットショップについての考察 (3)


0)   ニュース



前回のブログで 動物愛護法改正に伴い ペットショップなどに 廃業を考えている

店舗などがある、と記載しましたが 現実になってきているようです。



6月29日のニュースで 岩手県内のペットショップが廃業、動物が店舗内に取り残されて

いるのが発見され その後行政に保護されたということです。

発覚が早かったおかげで亡くなった子はいなかったようですが猫が約150匹、犬約60匹、

カナリアなど約40羽、魚類約30匹、ハムスター約30匹など300匹以上が放置されていた

そうです。

このショップは2007年度から飼養状況や飼養に使うケージの材質などについて、保健所

からたびたび指導を受けていたということで 従業員についても、1人あたりが担当できる犬・猫の上限数を超えており、従業員数の不足を指摘されていて、5月29日には

動物取扱業の更新がなされず、廃業していた、とありました。

廃業後、すぐに店員などがいなくなったのかなどの詳細は報道されていませんでしたが

約1か月近くも世話をする人がいなかった可能性もあり、今後このような事例が

増えないように祈るばかりです。

(発見された動物たちは必要な治療後、それぞれの譲渡先を探すことが決まっている 

 そうです)



確かに愛護法で定められた規制は あるべき規制なのかもしれません。

でも かたくなに押し付けるだけでは 今回のような事例が増え続ける危険が

多いと思います。

決めたことを守る事も必要、でもそれを実施してもらうために 何が必要なのか、

そのための受け皿や対応先など、そこをしっかり検討しておくべき

ではないでしょうか。


動物を守るために決められた愛護法、しかしその陰で何の罪もない動物たちが

不幸になることのないよう、今回のような事例が起きないように関連省庁の

方々にも考えていただきたいと思います。 

人間の勝手な都合で 行き場を失う動物たちのことをそれぞれの行政に丸投げ

するのではなく、どうすればよいのか、何が必要なのか、考えていただきたい。


ペットは「モノ」ではありません。

犬も猫も、鳥も、亀も、魚も 人と同じ「生き物」です。

人と多少感覚は違っても 生きている以上は ストレスなどのない環境で

幸せに平和に暮らす権利があると思います。


どこでもどんな施設でも一律の規制を押し付けるだけではなく、

その時その場に応じたある意味柔軟性のある対応も時には必要なのではないか、

などと考えます。

人の命と同じように 動物の命も大切に考える事、そしていつか 

動物を「モノ」として扱わず「命」として扱う世界が来てほしいと願っています。








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